OAフロアの基礎知識

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OAフロアとは?

OAフロアとは「OA」→オフィス(office)、オートメーション(automation) 、「フロア」→床(floor)です。
現在オフィスでは欠かすことのできなくなっている電子事務機器 のケーブルを床下にしまう材料のことです。

OAの種類

「OAフロア」には大まかに下記の3種類のものがあります。

①樹脂製
置き敷きタイプ
②スチール製
レベル調整タイプ
③アルミ製
フリーアクセス
タイプ 材質
OAフロア ①置き敷き 樹脂製 スチール+樹脂製
②レベル調整 スチール製 GRC製 ※2 軽カル板製 ※2
③フリーアクセス アルミ製 スチール製 軽カル板製
置床 ④乾式二重床 パーチクルボード ※3
タイプ
OA
フロア
①置き敷き
②レベル調整
③フリーアクセス
置床 ④乾式二重床
材質
OA
フロア
樹脂製 スチール+
樹脂製
スチール製 GRC製 ※2 軽カル
板製 ※2
アルミ製 スチール製 軽カル
板製
置床 パーチクル
ボード ※3

※1 GRC→ガラス繊維強化セメントコンクリート 
※2 軽カル板→ケイ酸カルシウム板 
※3 木材の小片を接着剤と混合し熱圧成型したもの

OAフロアはなぜ必要なのか?

現状オフィスにはたくさんのケーブルが使用されています。机の下にある大量のケーブルに煩わしさを感じたり、
配線を隠すためのケーブルカバー(モール)が通路を横切っており、つまずいたりしたことはありませんでしょうか。

そんな「ケーブルを床下に隠してしまう床材」「OAフロア」です。
隠すだけではなく、レイアウト変更時に配線を変える場合、
床のパネル一枚一枚を剥がすことができるので「容易に配線の変更」をすることができます。

①配線むき出し
②ケーブル
カバー(モール)
③OAフロア

仕上げ材について

OAフロアは下地材料です。その上に仕上げ材料を施工しなくてはなりません。主にタイルカーペットや塩ビタイル(5mm厚)が使用されます。
OAフロア用の貼ったり剥がせたりする特殊なボンドを使用して施工します。

よく住宅で見かけるフローリングやクッションフロア、病院や学校などで見かける長尺シートはOAフロアの上には通常施工しません。

①タイル
カーペット+
OAフロア
②塩ビタイル+
OAフロア
③タイル
カーペット
施工中
OAフロア向き 仕上げ材 置床(木製乾式二重床)向き仕上げ材
タイルカーペット 長尺シート
塩ビタイル 
厚み5mm以上
クッションフロア
OAフロア用木質仕上げ材 フローリング

OAフロア+仕上げ材の断面図

OAフロアは下地材料です。その上に仕上げ材料を施工しなくてはなりません。主にタイルカーペットや塩ビタイル(5mm厚)が使用されます。
OAフロア用の貼ったり剥がせたりする特殊なボンドを使用して施工します。

よく住宅で見かけるフローリングやクッションフロア、病院や学校などで見かける長尺シートはOAフロアの上には通常施工しません。

※仕上げ材(タイルカーペット)施工には、貼りと剥がしが自由にできる特殊ボンドを使用
※ケーブルはパネルの間やパネルを切り欠き、仕上げ材に切れ込みを入れて立ち上げる

仕様について

OAフロア フリーアクセスフロア 置床(木質)
①樹脂製置き敷き ②スチール製レベル調整タイプ ③フリーアクセスフロア ④乾式二重床
使用用途 オフィス オフィス 電算室・クリーンルーム 水回り、住宅
仕上げ材 タイルカーペット タイルカーペット・塩ビタイル セイデンタイルC 注1) 長尺・CF 注2)
コスト
歩行感
メンテナンス
高さ(対応範囲)
重量
機密性

OAフロア
①樹脂製置き敷き ②スチール製
レベル調整タイプ
使用用途 オフィス オフィス
仕上げ材 タイル
カーペット
タイル
カーペット・
塩ビタイル
コスト
歩行感
メンテ
ナンス
高さ
(対応範囲)
重量
機密性

フリーアクセス
フロア
置床(木質)
③フリーアクセス
フロア
④乾式二重床
使用用途 電算室・
クリーンルーム
水回り、住宅
仕上げ材 セイデン
タイルC 注1)
長尺・CF 
注2)
コスト
歩行感
メンテ
ナンス
高さ(対応範囲)
重量
機密性

注1)セイデンタイルCとは電子計算室、精密機械室などに最適な一体貼りの仕上げ材
注2)CF→クッションフロア
※①タイプが施工できない床面状態もあります